月曜日、当店の法人登記簿謄本(法人の戸籍謄本のようなもの)を手に入れるため、
桜木町の法務局に行ってきました。
登記簿を発行してもらうのにはまず、申請窓口の隣の部屋の「印紙売りさばき所」という印紙を販売する専用の窓口で1000円の登記印紙を買ってから、申請書に印紙を添えて提出します。
これまで何度も申請しているので今ではもう慣れてしまいましたが、「印紙売りさばき所」って名称、
初めて見た時は「印紙って売りさばいてんのかぁ…」とちょっと不思議に思いました。
「売りさばく」っていうと、在庫が大量にある商品を必死で売るような、叩き売りのようなイメージだったんで・・・。
そして印紙を購入して受け取るのは領収書ではなく「売りさばき証明書」…。
~印紙代1,000円を領収しました~ ではなく ~1,000円の印紙を売りさばいた事を証明します。
という事なのですね。
印紙というものが登場した頃の昔の言い方がそのまま残ったのでしょうか・・・。
例えるなら、年配の人がコピーを頼む時に「これ、1枚
焼いて!」と言うようなものですかね。
薪は使わないのに
「風呂を焚く」とか、電話をかけることを
「ダイヤルする」と言うような・・・。
ちょっと違う話になりますが、以前努めていた職場で北海道出身の女性が、大きな空っぽのダンボールを指差し、
「あのダンボール、投げてもいいですか?」と聞いてきたのでビックリした事があります。
普段大人しい女性だったので、何かよっぽどムシャクシャしているのかと思いましたよ。
北海道の方言で「投げる」=「捨てる」という事をその時初めて知りました。
自分の育ってきた時代や地域の言葉しか知らないと、違う使い方に出会った時に戸惑ったり違和感を感じますが、同じ言葉でも時代や地域によって色んな使われ方がある事を知る、
そういうボキャブラリーも必要ですね。
法務局を出ると目の前には上層階が雲?に隠れたランドマークタワーがそびえ立っていました。
先日、横浜野菜の地産地消を推進する
「濱の料理人」という集まりに参加した際に、ランドマークの横浜ロイヤルパークホテルの総料理長・高橋さんとご挨拶を交わしましたが、その時にも立派な方だなぁと思いましたが、今日改めて高橋シェフはやっぱり
“ 雲の上のお方 ”だったんだと、納得してしまいました・・・。