秋・冬野菜の種蒔き
この辺の農家では今、夏野菜の収穫も終わり、畑には土ばかりで野菜が見当たらない所も多く見られます。
季節の終わりと始まり、いわゆる“端境期(はざかいき)”と言われる時期です。
一見、「農家さんも一休みしてるのかな」と思ってしまうのですが、実はその逆で、夏果菜の方付けと秋・冬野菜の為の準備に負われて、どこの農家も毎日忙しそうです。

緑区の農家の畑に行くと、柔らかく慣らされたフカフカの土の上に緑のラインが引かれていました。
運動会の徒競走の線にも見えるそのラインは10日程前に種を蒔いた、水菜や小松菜などの野菜の芽でした。
(ちなみに下の写真の芽の左側にある丸いのは100円硬貨です)

この様にきれいなラインで種を蒔く為の農具として、それこそ、学校のグランドに白線を引く時の道具に似た『種蒔き権兵衛』というシャレた名前の農具があるのですが、これが結構優れ物なんです。(今度、『彼』もご紹介致します)

小松菜などの野菜は、1箇所に2~3粒ずつ種を蒔いて2~3つの芽に競争させ、ある程度、苗が大きくなった時に一番成育の良い一つだけを残して他の二つは間引いてしまうんです。
そうする事によって収穫する時には元気(品質)の良い野菜が出来上がると言う仕組みです。
良質な100把の小松菜を作る為に、200~300粒の種を蒔いて、
競争させてその中からより良い100把を選出している訳です。
農家さんも職人ですから、より良い物を生産する為に消費者の知り得ない所で、色々な工夫や手間を掛けているんです。

人間と一緒で野菜もライバルを作ることでより良く成長するんですね。
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by n-buono | 2006-09-23 16:28 | 旬の食材&畑だより | Comments(2)
Commented by ひで丸@イタリアンNAVI at 2006-09-23 19:36 x
あんなに綺麗に、どうやって蒔いているんだろう?、
と思っていましたが、そういう道具があるんですね!

その種蒔き権兵衛という道具を見てみたいです。
Commented by 店長 at 2006-09-24 00:18 x
ひで丸さん、コメント有難うございます。
『種蒔き権兵衛』、今度写真を撮ってきて紹介致します。
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